ラングスキーブーツケースが40%オフ。男女のスキーの滑りを動画とリザルトで比較。スビンダルにも勝ったことがあるボン。長谷川絵美選手・安藤麻選手は男子では8位。

SHARE

ラングスキーブーツケースが40%オフ。男女のスキーの滑りを動画とリザルトで比較。スビンダルにも勝ったことがあるボン。長谷川絵美選手・安藤麻選手は男子では8位。

photo credit: Aspen Snowmass Vonn-1 via photopin (license)

ラングのスキーブーツケースが40%に値下げされました。在庫に限りがありますので興味のある方はこちらにてご覧下さい。

さて、今回の話題は

今日の話題
・男子の試合にエントリー希望を出したリンゼイ・ボンのさらに詳しい話

・実際に男女同じポールセットで滑った場合、女子はどのくらいの順位に来るのかというリアルな比較

をしてみたいと思います。まだリンゼイ・ボンの記事を見ていない人は下記の記事をご覧下さい。

参考

リンゼイ・ボン男子参戦案は来年回答。スキー用品ドットコム

アメリカ側から出た男女混合のレースの提案が受け入れられた場合、W杯はどうなるか?

具体的な提案書を見ていないので何とも言えないのですが、海外のサイトに詳しく出ていたので要約すると

・1番簡単な方法はボン1人だけ特別に男子のレースに招待するショーケース的なイベントにする。
・もう1つの方法は女子選手の上位を男子のレースに招待する。

この2つが最も現実的に実行可能な方法だろうと言われています。

実際にこの記事の中でボンは、

「トレーニング中だがアクセル・ルンド・スビンダルを上回るタイムを出したこともある」

と語っていますから、おそらく他のW杯選手の話と同様、コースにもよりますが、ボンは男子滑降でも30位以内に入ってくるタイムは出せる可能性は高いのではないかと思われます。

また、上記の2つの提案だった場合、ポイントの計算式を変える必要がないので、現状のシステムのままレース自体に大きな変化を加えることができるので視聴率など様々な経済効果も高めることができます。しかし、一方で今回の提案書をキッカケに男女一緒にする方向性に持っていけないか?という声もあり、今大きく議論されているところです。

ボンのアイディアをもし企画ものではなく、抜本的なルール変更にする場合大きな壁がある。

まず決定的なのはFISのルールにある「48時間ルール」の存在です。

場所にもよりますが、例えばカナダ・レークルイーズの場合男子のレース直後に女子のトレーニングランが始まります。国際スキー連盟の規定では48時間以内に同じコースを滑ることができないという規定があるので、先に行なわれる男子のレースに出場した場合、女子のレースに出ることは不可能となります。

もし特別扱いではなく、ルールに則った扱いならば、ボンはステンマルクの記録がかかっているため、最も勝率の高いレークルイーズをキャンセルすることは避けたいと言っているので、ここがどうなるかといった問題もあります。

また、女子が男子のレースに参戦できた場合さらなる多くの問題が浮上します。パッと浮かんだだけでもこれだけの問題が出ます。

女子が男子のレースに参戦した場合の問題点
・男子と女子のFISポイントを所持するので、二刀流で戦うことになる。つまり経費も、疲労も2倍以上になってくる。
・世界選手権、オリンピックが迫った場合、女子のレースでの実績がない場合代表を逃す可能性が出てくる。
・一部の女子選手を男子に招待した場合、たいてい人気の選手が男子に出てくるので、女子のワールドカップ視聴率低下が考えられる。

といった様々な問題があります。

しかし、世界を見渡してみると女子選手も男子と似たようなタイムを出すケースがあり、私も経験上女子ナショナルチームの選手が男子GS(国体予選)で30番くらいのタイムを出していた記憶があるので、環境や条件にもよりますが場合によっては女子も男子で上位に来るケースがあるでしょう。

実際にそのようなレースが今年日本であったので動画とタイムで比較してみたいと思います。

2017年冬季アジア札幌大会回転種目は男女一緒のポールセットだった。このケースで見てみる。

今年の冬、札幌市・手稲山で開かれた冬季アジア大会は変則ルールの

「男女一緒のポールセット」

で行なわれました。ですので、タイムを男女一緒に並べるとこういう結果になったわけです。

ファーイーストカップや全日本選手権とは違い、選手層の厚さがあまりないのですが日韓の選手も出てくるので1つの参考値として見ることができたのではないかと思います。

2017冬季アジア大会1本目のリザルトを男女一緒にするとこうなる
1位:JUNG Dong-hyun(韓国) 46秒50
2位:KIM Hyeon-tae(韓国)47.66
3位:NARITA Hideyuki (日本) 47秒47
4位:ZAKURDAEV Igor KAZ 47秒07
5位:SAVEH SHEMSHAKI Hossein IRI 48秒23
6位:WAKATSUKI Hayata (日本)48秒50
7位:KIYADARBANDSARI Mohammad IRI  48.53
8位:長谷川絵美選手49秒23
8位:安藤麻選手 49秒23
10位:PARK Je-yun(韓国) 49秒63

*ちなみに2本目は長谷川絵美選手は7位、安藤麻選手は8位。

*実際の動画はこちら
男女とも同じポールセットになっています。
女子1本目:https://www.youtube.com/watch?v=Qlyl_f2JQPE
男子1本目:https://www.youtube.com/watch?v=HK9frchztfU

*公式リザルトはこちら
男子リザルト:https://data.fis-ski.com/dynamic/results.html?sector=AL&competitorid=149110&raceid=89777
女子リザルト:https://data.fis-ski.com/dynamic/results.html?sector=AL&competitorid=69417&raceid=89778

タイム差こそありますが、順位だけ見るとこういう結果になってきます。これが全日本選手権やファーイーストカップになればまた話が変わってきますが、条件次第ではこういったレースも実際にあるという1つの例です。

提案書が却下された場合、ボンはレッドブルのほうでテストレースを開催する予定

これもまだ構想段階ですが、ボンはワールドカップで男子のレースに参戦できない場合、スポンサーでもあり、様々なテストレースを企画して開催してきたレッドブル主催の大会でやる可能性を示唆しています。

過去にレッドブルのレースでは1本の板、1本の滑走でダウンヒル、GS、スラロームを同時に行ないタイムを競うといった企画ものをやりました。もし国際スキー連盟が「男子のレースには出場できない」と言われた場合、民間のほうで開催する方向性も模索しているようです。

ボンと同じように男子のレースに出たいという女子選手がどの程度いるかは定かではないですが、男女一緒にしてレースをするというのも1つの面白い試みではないかと思います。なお、レークルイーズ側はすでにこのボンの案には前向きであり、スケジュールを用意する準備もあるようなので、あとは国際スキー連盟がどんな回答を出すのかを待つだけとなります。

2018年の5月。どんな答えが出るのか非常に楽しみです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Copy Protected by Chetan's WP-Copyprotect.