アルペンスキー上達方法の教科書

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アルペンスキー上達方法の教科書

photo credit: manuelbierbauer fis ski world cup sölden via photopin (license)

ネット上では基礎と競技の技術が混同して現場では勘違いする選手も数多くいるという報告が上がっているので、このページではアルペンスキー技術に関する話、上達に役立つ話を電子教科書的な感じでまとめていき、随時アップデート&修正を加えて改良を重ねていきたいと思います。

また、ルール変更、ポイントなど最新のニュースはスキー用品通販店から旅行(ツアー)の予約情報、上達方法、アルペンW杯&冬季五輪速報ブログにて常にアップしているので、こちらも参考にしてください。

ver.1.02
更新情報:
2017年8月23日:SL動画コーナーをアップデート。センターポジションに乗ることの大切さについて書いてます。
2017年:8月20日:アルペンスキーの練習方法を更新。「上下の動き、腰の位置を習得する練習方法とは?」です。
2017年8月18日:アルペンスキーテクニック上達方法をまとめた教科書をアップ。

アルペンスキーの練習方法

アルペンスキーの練習方法は様々ですが、「基本」ができていないといくら夏・冬の練習を一生懸命行なってもリザルトの1枚目に来ないです。私自身も3年間はほとんど公認大会でも50番くらいが限界で、筋力アップしてもまったく結果が付いてこなかったです。理由は簡単で

スキーの基本ができていないから

に過ぎません。

では、アルペンスキーにおける基本とは何なのか?いくつかありますが、特にこの2つができていないと成績は伸びないはずです。

1.腰の位置
2.上下の運動

この2つは特に最重要事項だと思っており、この2つができてくるとスキーを走らせていくということがわかって、タイムが変わっていはずです。このことは元全日本ナショナルスキーチームメンバーであり、リレハンメルオリンピック、長野オリンピック日本代表である平澤岳さんもブログで詳しく説明しているので、下記の記事が参考になります。

http://gakuskix.exblog.jp/27685298/

上下の動き、腰の位置を習得する練習方法とは?

これはあくまでも一例に過ぎないのですが、私がGSで上位にいけた練習方法があるので2つのトレーニング法を紹介しておきます。後傾姿勢に悩んでいる人、なかなか治らない人などは以下のトレーニングを繰り返し行なってみてはどうでしょうか。

練習方法1:まっすぐなポールで腰の位置をしっかりと体に覚え込ませる。

レーシングチームに所属するとどうしても大会に近いポールセットが立ってしまいます。この練習を最初に競技初心者がやると足、腰、腕などバラバラに意識がいくので、最初はスキーを加速する最も基本的な「ポジショニング」から入った方が良いと個人的に思っています。

そこで、フリースキーでも良いので、できるだけターンをしない腰に意識がいくようまっすぐにして滑る練習方法があります。(理想を言えばできるだけまっすぐなポールセットのほうが望ましいです)

そして以下の点に注意して練習していきます。

1.頭の位置は気にしなくて良い。
2.とにかく棒立ちに近い状態になって、加重していくことを覚える。
3.上下の動きをきちんと意識する。

この3つを最初の最初に覚えた方がアルペンスキーにおける上達スピードが格段に変わってくるはずです。

私もそうでしたが、高校1年生の選手もこの練習方法を行なったらリザルトの1枚目(15位)まで来たので、きちんとしたポジションをまず最初に覚えることがアルペンスキー上達への近道ではないかと考えています。

練習方法2:徐々にポールを振っていくセットで練習する。

1の練習方法で正しいポジションを習得できたら、次は徐々にポールセットを振っていく練習をすると自分の限界値を伸ばすことができます。

セットは単純で

最初の5.6旗門はまっすぐなポールセット。後半は徐々に振っていくセットを立てる

こうすることで、振ったポールセットでも正しいポジションで入っていくことを覚えることができるはずです。仮にポールから抜けて途中棄権したとしてもそこが限界点ですから、新たな課題が生まれるので非常に効率的で効果のある練習方法ではないかと思います。

振ったセットに対応していくには必ず上半身はフォールラインを向いていないと入っていけないですし、スキーをきちんとたわませないと完走できないので、板の性能を引き出すということも徐々に覚えていくことができます。

このトレーニング方法はレベルに関係なくできるので、初心者が多いジュニアチームなどは少しインターバルのあるセット、全日本選手権やインターハイに出るレベルならば難易度を上げるなど、基本に戻る練習には打ってつけではないかと思います。

コースも400mほどで十分なので、コーチが下からスタート地点が見えるバーンで練習すると録画も最初から最後まで撮影ができるので、興味のある方はぜひ取り入れてみてください。

映像などで見る世界各国の種目別練習方法

以下は種目別に練習方法を世界中からピックアップして紹介しています。

回転(スラローム)

センターポジションに乗っていると荒れたバーンでもスムーズにターンできることを表している動画


この動画は練習ではなく、ワールドカップ選手でもあるロビーケリー(アメリカ)の企画動画?ですが、彼はたまにスキーの面白動画をアップしています。中には草スキーをしたりする動画もアップしていますが、上記の動画はかなり荒れたスノーコンディションです。残雪ですからザクザクの状況で、レースよりも荒れていると言っても過言ではないです。

 センターポジション、つまりビンディングの真上にきちんとお尻がある状況が最もスキー操作では安定し、バランスを取れるので、このような状況でも彼は難なく滑っています。

 私自身もシーズン初め、まだ雪がゲレンデに付いたばっかりの積雪30cmくらいで高速ターンをしたりする練習をチームでしました。シーズンはじめはガタガタのコースなので、このような状況でロングターンをしていくにはきちんとしたポジションに乗っていないと転倒します。自分を含めビビる人もいましたが、ビビると後傾姿勢になっていくので、ターンができなくなります。ですが、だんだんと慣れていくうちにスキー板のセンターに乗ることができ、モーグルのようなボコボコの荒れたバーンでも普通にターンできるようになりました。

 ロビーケリーの動画は良いポジションに乗ることの大切さを表しているとも言えます。


こちらは14歳の頃のマルセル・ヒルシャーの動画です。ゼッケンが100番台の頃の貴重な映像ですが、急斜面はバランスを崩しながらもきちんと高いポジションをキープしていることがわかるかと思います。

このような荒れた斜面を滑る場合、上に力が抜けても良いので、むしろ高い位置をキープしてリカバリーを早くできるポジションでいることのほうが重要です。特にスラロームはGSに比べ掘れやすいので、お尻が後ろに下がるとスキー板のトップが浮いたりして途中棄権になるリスクが上がります。この動画はゼッケンが後ろの人にとっては特に繰り返し見て欲しい動画です。

 W杯とは違い、ジュニアの頃のセットはまだインターバルがありますから、一旦腰の位置を高い位置に戻し、板をたわませるという基本技術も使われているので、オーストリア選手特有の基本に忠実な滑りがヒルシャーの子供の頃にも表れていると言えます。

 

大回転(ジャイアントスラローム)

ドイツチームのノーストックGSトレーニング動画

スーパー大回転・ダウンヒル(高速系種目)

アルペンスキーの高速系におけるジャンプ処理。どちらが速いのかを分析した動画

夏の陸上トレーニング編

レース前の準備編


photo credit: Impulse Racing Top of the Stella Alpina hill via photopin (license)

後ほど書きます。

資金調達編

これも後ほど書きます。

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