photo credit: Hernan Piñera Book via photopin (license)

安倍政権が発足し、かなりの時間が経ちましたが景気は一向に回復することがありません。私は経済学者でも何でもない一般人ですので、詳しいことはわかりませんが、少なくとも政府ができること、日銀ができることは限られており、経済専門家ですら世の中がなぜ景気回復しないのか理解できていないのではないかと思うことがあります。

景気が回復しない理由

これは推測に過ぎないのですが、資本主義社会とは合理的な社会に向かうよう最初から設計されているような気もします。政府はモノの値段を上げて、インフレにして景気回復を狙っているのかもしれませんが、実際には難しいと思います。

 物価上昇を狙うのであれば、賃金を上げることが手っ取り早いわけで、生産コストが上がれば企業は従来の価格では利益が圧迫されますから、必然的に商品の値上げに踏み切るわけです。それは2016年、2017年、2018年と続くと思われますが、結局ロボット化が進めば、この政策も限界が来るのではないかと思います。

 人間は給与を必要としますが、ロボットはいらないわけです。どちらも同じ労働力ならば経営者は当然ロボットを導入し、雇用よりも設備投資にお金を回すはずです。なので最低賃金を上げたとしても、ロボットはタダで24時間365日働くので、結果的に商品は価格競争になり、人件費がかかる企業は給与は下げられないのでリストラなどの人員削減しかなくなる気もします。

社会は機会との競争に入っているのは事実。それを受け入れてどんな人生の選択をすべきか。

個人的には20年くらい前からすでにIT時代のことを考え、コンピュータに働かせる側になる立場を目指しました。おそらく今後というか、もうすでにそうなのかもしれませんが、人間はいかにロボットに仕事をさせ、本当に価値のある生き方・働き方をするかという時代に入ってきているのかもしれません。

 安倍政権が「働き方革命」なんて言ってるのも、人類は分岐点に来ているのかもしれません。

未来のヒントは音楽業界にある。

 今後、多くの職業が人工知能に取って代わり、人間は徐々に新しい仕事に変わっていくはずです。それは主にコンピュータやロボットの監視になると思われます。

 音楽業界を見ればわかりますが、20年ほど前からライブなどでプログラムが演奏するということが行なわれてきました。アーティストはそのリズムに合わせて歌い、キーボードはその場でリアルタイムミックスをしたり、デスクトップ画面で進行具合をチェックしたりするわけです。ミックスは人間が行なってますが、その程度の仕事量になってきてるのです。

 おそらく私たちの社会もITの監視が主体になっていき、Facebookのように自分の経験をコンテンツ化し、経験をお金に換えていき物々交換ならぬ、情報交換社会に向かっていくのではないかと予想しています。

機械との競争

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by ヨメレバ